シルベストサイクルのスタッフ&ベテランチームメンバーによる「どうしてもおすすめしたい」サイクルグッズのインプレッション集です。
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このブログは使ってみてエエなぁと思うものをお勧めするのが基本なのです。・・・・が、
このクリートの「赤」は自分にはいいのですが、
お客さんやチームメンバーにも「オススメ」はしていません。
固定タイプのこの「赤」より可動タイプの「黄」の方が万人向けで"無難"だし店頭でも原則「お客様におまかせ」です。
(そんな物って他にも結構あるんですよ、無闇に自分の好みを押し付けないように気を付けているつもりです。)

クリートについてはちょっと歴史めいた話から入りますが、
私が現役選手だった30年前頃はビンディングペダルなんて発明されてなくて、靴の底には溝クリートを付けていました(初期は皮底に皮のブロックを釘止めしてました-笑)
その溝をペダルのプレートにかませて上からストラップというバンドで「エイヤ!」と固定していました、
よりシッカリ固定するために「Wストラップ」なるものもありました。(今もありますね)
この頃は「かかとが何度動く」なんて価値評価はもちろん想定外でした。
バンドを強く締めるとつま先がうっ血するので、そうならない限度ギリギリでとにかくシッカリ固定することを皆目指していました。
(信号ですばやく緩める「金具はらい」の技術も習得していました-笑)

以下続きは↓をクリック

そうしている内にLOOKからビンディングペダルが発明され出てきました。(機構は現在も変わりません。すごいですねぇ)
第1作は前後にリフレクターが埋め込まれた入門者用のものでした。
開発者も選手用には踏み切れなかったようですね。
やがて、同社から軽くスマートなものも逐次発売され、選手達も戸惑いながらも次第に使用者が増えていきました。
当時はプロがチームで使用を決めても個人で拒否している選手も多く見かけました。
ストラップが無いことで、ハズレそうな不安を持った想い出が私にもあります。

そして2年位たって「TIME」が参入してきました
機構が違っていてバネが直接クリートに接していて左右に融通があり何度か動きました。
これをTIMEはセンセーショナルに宣伝しました、差別化戦略ですね。
「これは膝や身体に良い!優しい!」と
これに対しては疑心暗鬼な選手(主にスプリント系)と歓迎を表する選手がいました。

そして、LOOK社も「うちにだってあるんですよ」と動くタイプのクリートを追加し、シマノも当初からそのオプションを備えて参入し現在に至っています。

私はこの頃サンツアーで製品開発をしていたのですが
TIME社と共同研究があったり、
パテントをかいくぐって独自の機構でMTB用のものを考案したりしていたものです。

LOOKやシマノが動くクリートを導入してきたとき、
対するTIME側にいた私達にはわかっていました。同じ「動く」でも違うんだということを。
TIMEのが左右に動くのには絶えずまっすぐに戻ろうとするバネによる力がかかっていました。
いわば「セルフセンターリング」です。
しかし、
他の2社のものにはそれが無く、右に左に「カチン」「カチン」と行ったまま(戻そうとしなければ)止まってしまうのです。
うまい具合に
意図的にかかとをセンターに持ってきてサスペンドさせるのは至難の業であろうと思えました。
(でも、現実は皆結構うまく使っていて、だからいまだに継続されているのですけどね)

私は昔人間なのですかね、赤クリート派です。
しかも、リリースバネを締め上げて出来るだけ動きを少なく規制できるようにしています
(余談/同じデュラエースでも固定度合いが違うの物が存在しているのですよ)
可動クリートやtimeも何度も試しているのですが、スプリント時などの全速回転時にはどうしても右足のかかとが外に出てしまい 安定して安心してもがけないのです

固定クリートのデメリットもあります
確かに膝を痛める選手は多いです
固定クリートで角度が自分にあっていないと膝のお皿より「上」を痛めてしまう方が多いようです

私も癖足で、
下の写真のように右足はかかとを内に、つま先を外にしないとだめで、まっすぐぎみにセッティングすると何度やっても膝痛を起こしていました
20060728123232.jpg
(ちょっと誇張して撮影してます)

余談①
固定クリートにも裏技があります
最初の写真に黄色い矢印を書いていますが、その部分をやすり等で削ってやることで「少し可動」のクリートが作れます。
またシマノの場合なのですが、
ペダル側の保持力バネ調節ネジを最もゆるくするとTIMEのような「セルフセンタリング感のある可動ペダルに変身できます
試してみてください

余談②
話は変わりますが・・・
あるベテラン選手にして技術者でもある友人が言っていたのですが
「踏み込む時と引き上げる時では膝の位置が違う・・・・一般に踏み降ろす時には内股気味であっても引き上げ時は膝が外を回って上がってくる」そうで「だからTIMEのような動くペダルは(長距離では)必要なのだ」と聞いたことがあります

確かにそうであるでしょうが
最近は少し疑問に思える・・・というか別の解決策もあるのではないかと実験を始めています
うまくいけば私の右足の変なセッティングも補正できるかもわかりません
・・・・これについては近日中に
(文責/てnち山)

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