シルベストサイクルのスタッフ&ベテランチームメンバーによる「どうしてもおすすめしたい」サイクルグッズのインプレッション集です。
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追記

追記が遅くなってすみません。
私がバイクの組み替えに使っているバイクサイズ社の採寸台について
詳しくご説明いたします。
画像 007
今まで乗っていたバイクのサイズを新しいフレームで再現できます。
BBの中心軸を基準として、サドル高さ・サドル後退幅・サドル上面の傾き具合を数値で採ることができます。
この3つの数値をコピーする事ができたなら(サドル・クランク長さとQファクター・ペダル・シューズ・クリート位置が
同じである限りは)、手放しでペダリングする限りにおいては全く同じになるはずです。

画像
上の図、サドル高さ688mmで後退幅40mmというのは私の数値です(下村選手ではありません)。
左のバイクのサイズを右のフレームで再現できたなら、ペダリングのストロークは理論上全く同じになる、という考えです。

バイクの形にとらわれず、BB中心軸から ある高さ・ある後退幅の位置でサドルが宙に浮いているとします。
その宙に浮いたサドルにまたがるとして、高さと後退幅がまったく同じなら 同じペダリングになる、というイメージです。

実際は、後退幅に関しては今までのバイクと新しいフレームの、シート角とシートポストの違いから
同じ位置が出ないことも多いですが、何mm違っているのかを出すことはできます。

画像 016
サドル高さは、一般的には「BB中心軸からシートチューブ中心線をサドル上面まで延長した高さ」で
計測する事が多いですが、これは後退幅の違いを考慮したものではありません。

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この方法では「後退幅の違う、同じサドル高さ」が無限に存在します。
同じ人、同じサドルであればいつも座る位置がおおむね決まっているはずです(例えば上の図、丸く囲んだあたり)。
それを考慮したうえで位置を再現しようとするなら、サドル側の計測位置を定めてしまえばOKです。

画像 018
サドル長さは、UCI規定で240mmから300mmと定められています。
多くのサドルは270-280mm前後で設計されています。
採寸台用にサドル中心を定義するとして、先端から何mmの位置でもいいわけですが 私は140mmの位置を採っています。
140mmと決めたなら変えてはいけません。のべ数百台は数値を採りましたが、すべて140mmの位置で採っています。
ということで私が採寸台を使う限りにおいては「サドル高さ」というと
「BB中心軸から、サドル先端から140mmの位置に付けた印までの距離」を指します(上の図)。
当然この線は、シートチューブの中心線に沿っているとは限りません。

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私のサドル高さ688mmも、この定義の場合の高さです。
さっきの図に補足しました。

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下村選手のサドル高さも、そのように測っています。

画像 010
ちょっと斜めから。
テープでつけた印が、先端から140mmの位置です。

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後退幅も測ります。サドルの先端に計測用の板を押し当てます。

画像 020
次にハンドルバーの位置を再現します。
私の場合サドル上面とハンドルバー上面の高さの差(以下ハンドル落差)が97mm、
サドル先端とハンドルバー後端までの距離(以下ハンドル遠さ)が499mmです。

サドルの位置が同じだとして ハンドルバー位置も同じにできたなら、理論上は
「アップバーを握ってペダリングする分には全く同じポジション」になるはずです。
使用するハンドルバーとレバーが同じなら、ハンドルバーの送り具合・しゃくり具合を注意深く再現して移せば
サドル位置・ハンドルバー位置の再現だけで ほぼ同じポジションになります。

サドルの高さと後退幅・ハンドル落差は同じ数値が出せることも多いですが、
ハンドル遠さ(私の場合499mm)だけは1mm単位であっても同じ数値がでることは まれです。
トップチューブやステムの長さなどが絡んでくるので、例えば「同じ数値にしたければ103mmのステムが要る」
ということが分かったりします。
これが事実上無理なので、完璧な再現かといわれれば妥協がないわけではありません。

画像 021
今回の下村選手の組み替えの場合、ハンドルバーのモデル・幅に変更がなかったので 採寸しませんでしたが、
レバーの位置でサドルとの落差・距離を採ることもあります。
私の場合はレバー落差122mm、レバー遠さ624mmです。
今までのバイクと新しいフレームでハンドルバーが違う場合は、ここの数値を移します。
ホームポジション(一番長い時間握っている場所)が普通はブラケット部分だからです。

画像 022
ハンドルバーが変わればレバー位置やリーチ・深さも当然変わります。
ハンドル位置を同じにしてもレバー位置が同じになるとは限りません。
上の図で黒い線が今から組むバイクだとするなら、
ステムの長さ・コラムスペーサーを調整して赤い線の位置に限りなく近づけます。


採寸して そのサイズを新しいフレームで再現するうえで、
機材面で制約があって再現できないことも多々あります。

サドル高さ・・・よほどフレームサイズが間違っていない限り再現できるはずです(できなかった例はほぼありません)。
サドル後退幅・・・シートチューブの角度やシートポストのセットバック具合、サドルの構造などで再現できない事があります。
最近多い 延長シートチューブのフレームではシートポストの変更ができないので、どうしても再現できないことも多いです。
ハンドル落差・・・ヘッドチューブの長さの違いで再現できない事が多いです。事例としてはサドル後退幅よりも多いです。
ハンドル距離・・・上記3つのサイズが再現できた場合にのみ、同じ数値を追求できます。
そうでない場合でも参考にはなります。1mm単位の計測でいいから完全に同じ、
にしようとすると1mm単位の長さのステムが必要なのです。
10mm刻みのステムで合わせるならプラスマイナス5mm以内で合わせるのが限界です。

ここまで私のバイクで例を示しましたが、サドル高さ・後退幅、ハンドル落差・距離、レバー落差・距離の順で
もう一台のバイクと列記すると
バイク1が688・40・97・499・122・624mmで
バイク2が688・40・111・514・139・637mmです。
バイク1を基準に置くなら、バイク2のステムを10mm短くすればほぼ同じポジションになる事が
分かっているのですが、「まあいいか」という感じです。バイク2の方がハンドルが低くて遠いですが、気になりません。
重要なのは、「688mmのサドル高さで、40mmの後退幅」であることです。
ここだけはきっちり合わせないと気がすみません。

普段の練習で「サドル高さが688mmで後退幅が40mm」のときにペダリングを積み重ねているので、変えたくないのです。
後退幅が変わると使う筋肉やペダリングストロークが変わりそうで嫌なのです。
(今の後退幅が絶対に最高か、と言われると100%の自信があるわけでもないですが)

組み替えの際にサイズを移すとして、サドルの先から糸を垂らしたり、メジャーで各部を測っても、再現性が低いと思います。
10回測って、10回とも同じ数字がメジャーや糸で取れるでしょうか?怪しいですね。

バイクサイズを注意深く使えば、私自身が「前のバイクとほぼ同じポジションで走れる」と納得できるだけの
再現性はあります。また、ある時点において採ったサイズに戻すこともできます。
今乗っているバイクは2005年7月9日に採ったサイズで乗っていますが、
これは私が最も走れていたときの数値です。

「だいたい前のバイクと同じサイズだから」とお客様に新しいバイクを渡すときの
「だいたい」の精度を自分が納得できる最大限のレベルにしようと思うなら、バイクサイズが必須です。

画像 011
ということで再び下村選手のバイクです。同メーカー・同サイズのフレームですが、
シートポストが違います(ヤグラの構造・セットバック量も違う)。

画像 013
前下がり具合を再現しようと思ったら、
なぜかボルトが回りません。

画像 014
前下がりにする=ボルトを締めるなのですが、中で突き当たっていました。
このあと ちょっと短く切りました。なんとか前下がり具合も再現できました。

画像 007画像 015
方向が逆ですが、最初の写真と並べてみました。
レバーが7800から7900に変わっているので、完全に同じ感じで乗れる というわけではないかもしれませんが、
「だいたい」同じポジションです。

採寸台にバイク(またはフレーム)をセットして計測後 その位置のままで違うバイクを乗せると、
ハンガー下がりが違う場合 1mmでも違っていれば確実に分かります。
今回の組み替え前のバイクと組み換え後のバイクは カタログ上では同スケルトンです。
ハンガー下がりは同じでした(違いが見られるほどではなかった、というのがより正確です)。
シートチューブ長さもヘッドチューブ長さも同じでした。
が、ハンドル遠さ(サドル先端からハンドルバー後端)を測ると7mm新しいバイクの方が遠かったです。
今回の組み替えではサドル高さ、後退幅とも1mmとたがわず出たのですが、7mmもハンドル遠さが変わるほど
後退幅を採り間違ったり BBの中心軸にバイクをセットし損ねることはありません。
新しいほうのフレームが、今までのフレームよりシート角が立っているとしか思えません。個体差です。
(どちらのフレームがよりスケルトン表に対して正確なのかは不明ですが、
私にとって同じフレームとみなすことができないくらいの違いがあるのは確かです)
同じサイズのフレームという先入観にとらわれずに組み替えられたのは、バイクサイズあってのことです。

今のポジションが最適解かどうかについて 確信があってもなくても、それで一応しっくり乗れているなら
そのポジションがバイク組み替えやパーツの調整・変更で失われてしまうのは惜しいですね。

私自身のバイクの採寸記録で最古のものは2003年12月13日ですが、それ以降たまに採寸しています。
「しっくりきている位置」からサドル高さ+2mm、後退幅-5mm、そこからさらに高さ-1mmで後退幅-3mm・・・と
いじっているうちに「あの日のポジション」が分からなくなった、という事がないようにしたいからです。
サドルのみ変更する際もバイクサイズは必須です。

バイク組み替えの際、バラす前にバイクサイズで採寸を希望される方はご相談下さい。

追記おわりです。





皆さんはロードバイクの組替えの際どのように組み換えを行っているでしょうか?
自分の今のっているポジションをそのまま新車に組み替えるのは大変ですね。
シルベストサイクル梅田店ではこのように組み換えを行っています。
画像 208 画像 209
緑のアバンティーのロードバイクから赤のロードバイクへの組替えです!!
ちなみにこれはトライアスロンのエリート選手の下村幸平選手の決戦用バイクです。
http://ameblo.jp/kohei-shimomura/page-2.html#main
http://ameblo.jp/kohei-shimomura/page-9.html#main←下村幸平君のブログです。
74b74bead5daa615a28307766362ff91.jpg  images (1)
今年に入ってすぐにBGFIT(トライアスロンFIT)を受けそのまま状態で、
今年のニューバイクに組替えたいとの事でした。彼の今年の活躍をスタッフ一同、応援しています。

トライアスリートのお客様が増えてきたからか、最近TTフィットについて店頭でよくきかれます。
TTフィットとは簡単に言えばトライアスロンバイク・TTバイク・ロードバイクにDHバーをつけた時の
フィッティングです。TTフィットに興味のある方は気軽に連絡してくださいね!!

詳しくはこちらをご覧下さい!!↓
http://kiama.blog32.fc2.com/blog-entry-823.html←BGFITマスターズ講習終了  TTフィット part1
http://kiama.blog32.fc2.com/blog-entry-825.html←BGFITマスターズ講習終了  TTフィット part2
http://kiama.blog32.fc2.com/blog-entry-830.html←BGFITマスターズ講習終了  TTフィット part3
http://kiama.blog32.fc2.com/blog-entry-831.html←BGFITマスターズ講習終了  TTフィット part4
http://kiama.blog32.fc2.com/blog-entry-833.html←BGFITマスターズ講習終了  TTフィット part5
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この組替え作業を担当している梅田店のスタッフ野村です!!
みなさんご存知の梅田店の新着情報も担当してくれています。http://clubsilbest.blog61.fc2.com/
丁寧に組替えの説明を行います。図を用いて前回のバイクとの違いを説明しているところです。

その丁寧な説明と彼の知識及び組み立て技術の高さにはいつも感心するばかりです。
私もそんな彼に追いつけるようにこれからも頑張っていくつもりです。
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バーテープも綺麗にあっというまに巻き上がりました。その手際のよさに感心しているところです。
細かいところまでしっかりと手を抜かずに作業をしているので安心です。

組み換え作業の詳細はのちほど野村が詳しく説明してくれます。
皆さん楽しみにしておいて下さいね!!


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